guitar maniacs

Fender Esprit、その他ギター改造などに関するマニアックな話

ワイヤレスのススメ

蒲田にてお知り合いのお店(KAMATA ぶらぶら)のセッションホスト(※ジャム・セッションを取り仕切る人)を月イチ(毎月第2木曜)でやらせていただいておりますが、第1木曜のセッションホストの方から、「セッションホストやるならワイヤレスが楽ですよ。」とお聞きし、興味を持っていたワイヤレスシステム。導入から二ヶ月ほど経ったのでその感触をレビューします。

 

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なぜワイヤレスが楽なのか?

そもそもセッションホストをやる時に、なぜワイヤレスが楽なのか?ということですが、セッションホストの場合、自分も演者としてステージに立ちつつ、曲の合間に次のセットリストの演者をステージに呼び込み、新たに入店されたお客様のお名前、演奏パートなどを把握、順次セットリストを考えていく必要があります。

 

そうなってくると必然的にステージとカウンター付近の行き来が増えますが、毎回ギターをステージに置いてカウンターに行く、演奏の際にまたストラップをかけて楽器を担ぐという動作がまず面倒で、それを嫌がってステージから移動出来る範囲で動こうとすると、移動出来る距離はアンプに繋がっているケーブルの長さに制限されます。

 

ということで、楽器を担いだままケーブルの長さに制限されず自由に動き回れるとなると、ワイヤレスしかないわけです。

 

BOSS/WL-20 ギターワイヤレスシステム

ワイヤレスシステムはピンきりで、1万円未満で買えるもの、今回購入したBOSS/WL-20 ギターワイヤレスシステムのように2万円程度のもの、さらにその上のものもあります。

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BOSS/WL-20 ギターワイヤレスシステム(画像はBOSSより拝借)

当初どれが良いかわからず調べていたところ、1万円未満で買えるものはあまり性能が良くないということ、どこのブランドかわからん怪しいもの(※ほぼ中華製でしょう)が多いということがわかりました。

 

で、信頼出来るブランド、調査していた段階で性能の良さから品切れで次回生産分じゃないと手に入らない状況となっていたBOSSの製品にしようと思っており、2ヶ月ほど前に購入したという経緯。

 

音質と反応は文句なし

で、セッションでの使用、このところ毎週1回夜中に2時間ほど個人練しておりますが、その中で感じる範囲では音質は何の不満もなし。反応も素晴らしいです。唯一注意が必要なのは充電を忘れると当然使い物にならないので、使用前日には充電を忘れないこと、レシーバー側も小さいので演奏後に忘れてこないようにすることくらいでしょうか。

 

細かい点

これは現在も色々試している最中ですが、本体をそのままギター(セミアコ)に挿すと、まぁかっこ悪いので、ジョージエルスのケーブルでパッチケーブルを作成、フォーンプラグアダプターのメスメスを途中に噛まし、トランスミッターと接続して使用しています。

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トランスミッターにはステンレス製のマネークリップを強力な両面テープで貼り付け、クリップをストラップに差し込んで固定しています。こうするとステージ側からはトランスミッターが見えず、ケーブル接続しているように見えるということです。

 

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現在フォーンプラグの噛み込みが甘く、動く時にノイズが出ることがあるため、別メーカーのフォーンプラグを購入して再調整をしようとしているところです。(※写真は新しいもので噛み込みバッチリです。当初仕様したアメリカ製のアウターが樹脂製のものは酷い製品でした。。)トランスミッターとフォーンプラグ、パッチケーブルを一体構造にしてしまうのが一番良いのですが、トランスミッターとレシーバーの充電は両者をドッキングする必要があるため実行に移していません。

 

こうしたパッチケーブル自作など含めて、総額25,000円ほどのシステムですが、満足度は25,000円を大きく上回ります。当初セッションホスト業務が楽になると思っての導入でしたが、ケーブルから物理的に開放されるという楽さも考えると非常に満足度の高い買い物でした。