guitar maniacs

Fender Esprit、その他ギター改造などに関するマニアックな話

IbanezのAM93QMがいいかも。

最近ブログに都度上げてはいませんが、色々なギターを試奏しまくる中で「今」出したいと感じている音は、ロベンのYellow Jackets時代の335を使用した時の、ハイゲインの音なのだなと確信。簡単に言うと「Espritよりもう少しセミアコ感、ハイの音抜けが欲しい」となります。

 

で、ここ数年何度もセミアコが欲しいかも。。いや、やっぱり気のせいか。。(※厳密にはEspritもセミアコですが。。)」という状態が何度も続いているので、真面目にセミアコを探している中で、昨日試奏させていただいたギターをかなり気に入ったのでご紹介。

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AM93QM

AM93QM

昨日試奏したのはIbanezのAM93QM というモデル。Ibanezのギター自体触るのは始めてなので、Ibanezバージンだったわけですが。。AMシリーズはIbanezセミアコのラインナップの中でも335同様のサイズ感のASシリーズより1回り以上小さい小ぶりなモデル。

 

ネックはメイプルとマホガニーのサンドイッチ構造、ボディは全てキルトメイプル、指板はローズです。ピックアップはSuper 58というIbanezのピックアップが搭載され、テールピースはクイックチェンジシステムというもので簡単に弦交換が出来る?というもの。

 

作りが結構良いかも

価格は定価が10万前後、店頭売価は税込みで8万ほど。製造はインドネシアだそうですが、最近はバイクや車も東南アジアで製造する時代。馬鹿には出来ません。個人的には、ギブソンの30数万するこうした小ぶりなセミアコと遜色ない出来栄えのような気がしています。(※というか、むしろギブソンが造りの割に高すぎ)

 

音はかっちり目ながらエアー感あり

クリーンとクランチで簡単に確認したところ、クリーンは音の分離がよく、各弦のバランスも上々。そしてセミアコでありながら、ややタイト目でカチッとした音が出ます。(※カッティング等してもレスポンスが良い)

 

これはボディサイズが小さいことで、ホロー部分が少ないからこその音でしょうが、悪く言えばセミアコ感が薄い」となりますが、個人的に求めているのは、「Espritより軽く、もう少しセミアコ感が欲しい」なので、弾いていて思わずニヤリ。おそらく「セミアコの音がバッチリ欲しいが、もう少し小さいモデルが欲しい」というニーズで探している方からすると「全然ダメ」になるんでしょう。こいつをしばらく弄ってみて、ギブソンのCS-336、ES-339あたりがセミアコ好きからの評価が低い理由がなんとなくわかりました。

 

そしてこれはあくまで感覚値ではありますが、クランチで弾いた際の低音弦のタイトさ、無駄にブーミーにならないという部分は、「ある意味Espritよりいいじゃん!」と驚きの発見。フロントの甘さ、センターの鋭さ、リア+クランチもしくは歪系ペダルとの組み合わせも良さげで、ロベン、カールトン的な方向性のソリッド寄り(※ちょっと意味不明?)の音が出したい時には、現時点では最適なツールのような気がしています。

 

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AM93QM

なぜこんな色?

色に関してはジェットブルーという、ブルーのサンバーストカラーで、他にも同じAMシリーズで何色かあるようですが、今回選んだこの色は、「人生の大きな転機を迎えるにあたり、それにちなんだ色のギター、海、波をイメージさせるギターが欲しい」という思いもあってのチョイス。そもそも、このAM93QMというモデルに目が留まったのも、こぶりなセミアコを探す中で、「無駄に高いだけの現行ギブソンは除外、作りの良いであろう国産メーカーで何か。。」というフィルターで探していた時に、色が漠然と探していた、上記の内容に合致したからでもあります。

 

赤茶のバーストカラーのEspritとは対象的なブルーのギターですが、見れば見るほど綺麗ですし、私が演奏しているブルース系統の音楽では、普通の人が選びそうにないカラーであるという点もポイント高し。

 

現状限りなく買いたいと思っていますが、さすがに何か手持ちの使っていないギターを下取りに出すなりして軍資金を少し作ってから買いたいなと思い、現状は試奏させていただいたお店で取り置きをお願いしております。